芸能人はヒアルロン酸の打ちすぎで顔がパンパン?整形の失敗を防ぐ方法とは
ヒアルロン酸注入は、おでこや顎、唇の形を理想に近づけたり、ほうれい線や頬のくぼみを改善したりと、多くの人に利用されている美容施術です。
しかし、雑誌やテレビで見かける芸能人の顔に違和感があると、「整形で失敗したのでは?」「顔がパンパンなのは、ヒアルロン酸の打ち過ぎ?」といった疑問や不安を感じる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、失敗例とその理由について詳しく紹介します。
芸能人のヒアルロン酸注入のよくある失敗例

芸能人のヒアルロン酸注入のよくある失敗例は、大きく以下5つに分けられます。
それぞれ詳しく解説していきます。
顔がパンパンになる
芸能人がヒアルロン酸注入によって顔がパンパンになる失敗例は、一般の方にも起こりうる問題です。
ヒアルロン酸の過剰注入や適切でない施術などによって引き起こされることが多く、以下のような原因が考えられます。
- 過剰なヒアルロン酸の注入
- 適切でない部位や方法による注入
- ヒアルロン酸製剤の誤った選択
- 繰り返しの施術による蓄積
バランスを考慮せずに局所的にヒアルロン酸を注入しすぎると、膨張して不自然な見た目になることがあります。
特に、顔を若々しく見せるために、頬やほうれい線周辺に多量に入れると、顔が丸く腫れぼったく見えるでしょう。
また、適切な硬さ・粘度のヒアルロン酸を選ばずに施術すると、皮膚の下で広がります。そのため、部位にあったヒアルロン酸を選択することが大切です。
ヒアルロン酸は、何度も注入を繰り返すと、完全に吸収される前に追加され、過剰なボリュームが生じる場合があるため注意が必要です。
ボコボコになる
芸能人のヒアルロン酸注入の失敗例として、ボコボコになる現象があります。
皮膚がボコボコになってしまう原因には、不適切な施術や体質的な要因などが考えられます。
- ヒアルロン酸の不均一な注入
- 適切でないヒアルロン酸製剤の使用
- 体質によるヒアルロン酸の偏り
- 炎症や異物反応による影響
注入技術が未熟な医師が施術すると、ヒアルロン酸が均等に広がらず、一部に塊ができてしまいます。
また、誤ったヒアルロン酸製剤を使用すると、皮膚の下で不自然な膨らみができてしまうことがあるため、部位ごとに適切なヒアルロン酸の硬さや粘度を医師と決めることが大切です。
体質によっては、ヒアルロン酸が注入後に移動してしまい、均等に定着しないことがあったり、身体が異物と認識し、炎症やしこりを引き起こしたりします。
医師の技術力や適切なヒアルロン酸選びがボコボコになる原因を防ぐ重要なポイントです。
しこりができる
ヒアルロン酸注入後、注入部位にしこりのようなものができることは、一般的にも起こりうることです。
皮膚にしこりができてしまう主な原因を以下にまとめました。
- 注入層が間違っている
- 質の悪いヒアルロン酸の使用
- 免疫反応・炎症によるしこり
ヒアルロン酸は、適切な深さに注入しないと、皮膚の表面に固まってしまうことがあるため、部位ごとに注入する角度の確認が必要です。
安価なヒアルロン酸は、品質にばらつきがあり、不純物が多く含まれている可能性があります。そのようなヒアルロン酸を注入すると、体内でうまく馴染まず、しこりとして残ってしまうことがあります。
また、体質によってはヒアルロン酸注入を行うことで、免疫反応である炎症によるしこりができてしまうこともあります。
不自然な表情になる
ヒアルロン酸注入の目的は、若々しさや立体感を出すことですが、失敗すると不自然な表情になってしまうことがあります。
表情に豊かさがなくなってしまう原因は、ヒアルロン酸注入方法や注入部位などが多いでしょう。
- 過剰なヒアルロン酸の注入
- 注入部位のバランスが崩れる
- 表情筋の動きを妨げる
- 繰り返しの施術で表情が固定される
顔のパーツごとのバランスを考えずに注入すると、表情が歪んで見えることがあります。
額だけ丸く膨らみすぎると、顔全体のバランスに違和感が出たり、涙袋を過剰に作りすぎると、笑ったときに浮きすぎたりするでしょう。
ヒアルロン酸を多く入れすぎてしまうことで、物理的に筋肉の動きを妨げる可能性もあります。
また、ヒアルロン酸を何度も入れすぎると、被膜形成により数年単位で残ってしまうこともあるでしょう。
被膜形成とは、体内の異物に反応する働きで、異物と自身の組織の間にコラーゲンの薄い壁を作ることを指します。
若々しく見せようとしすぎて不自然になり、逆効果なっているケースがあるため、適量を意識することが大切です。
左右非対称になる
ヒアルロン酸注入は、失敗すると左右非対称になってしまうことがあり、芸能人だと特にテレビや写真で目立ちやすいため、話題になることがあります。
ほとんどは、注入量の選的ミスや個人の体質などが原因であることが考えられます。
- 注入量の偏り
- 元々の顔の非対称を無視した施術
- 施術後のヒアルロン酸の偏移
- 繰り返しの施術による左右差
- 血流や筋肉の影響
ヒアルロン酸を片側に多く注入しすぎると左右のバランスが崩れるため、注入量をしっかり確認する必要があります。
人の顔はもともと完全な左右対称ではないため、それを考慮せずに同じ量を入れると、かえって非対称が強調されることもあるでしょう。
また、ヒアルロン酸は注入後にわずかに移動することがあり、片側に寄ってしまうことがあるため、注入直後は気を付けて生活しなければいけません。
顔の筋肉の使い方が左右で異なるため、ヒアルロン酸の馴染み方に差が出て、左右非対称になってしまうことも考えられます。
芸能人のヒアルロン酸注入で失敗が多い理由は?

常に人目に晒される芸能人は、若々しさを維持するために積極的な美容施術を受ける傾向があります。
しかし、美を追求するあまり、ヒアルロン酸の注入量を過剰にしてしまうケースが少なくありません。
その結果、顔のバランスが崩れ、不自然な印象を与えてしまうことがあります。
感覚の麻痺による過剰注入
ヒアルロン酸注入を繰り返しているうちに美的感覚が麻痺して、注入部位の変化に気づきにくくなります。
注入された状態に見慣れてしまい、客観的に見ると不自然な状態であることに気づきにくくなるのです。
「もう少し高くしたい」「もう少しふっくらさせたい」という欲求がエスカレートし、結果的に過剰な注入につながってしまいます。
合わない施術を行なってしまう
ヒアルロン酸注入は、顔全体のバランスを考慮しながら、適切な量を適切な部位に注入する必要があります。
特に、流行の顔立ちを追求するあまり、個人の顔立ちに合わない施術を行ってしまうと、不自然さが際立ってしまうでしょう。
自然な仕上がりと適量を守り、リスクを理解した上で施術を受けることが大切です。
ヒアルロン酸を入れすぎたら修正できる?

結論から言うと、ヒアルロン酸を入れすぎた場合でも、修正は可能です。
ヒアルロン酸は、ヒアルロニダーゼという分解酵素を使うことで、溶かして元の状態に戻すことができます。
そのため、量が多すぎたり、仕上がりが思ったものと違ったりする場合でも調整が可能です。
不自然に膨らみすぎたり、左右差が気になったりする時には、ヒアルロニダーゼを注入することでヒアルロン酸を分解し、形を整えることができるでしょう。
また、一度すべて溶かしてから再度適量を注入し、より自然な仕上がりにすることも可能です。
ヒアルロン酸注入後、もし仕上がりに違和感を感じたら、早めに医師に相談しましょう。
ヒアルロン酸注入での失敗を防ぐ方法

ヒアルロン酸注入での失敗を防ぐ4つの方法を詳しく解説します。
①信頼できるクリニック・医師を選ぶ
ヒアルロン酸注入での失敗を防ぐ方法として、ヒアルロン酸注入の施術実績が豊富な医師がいるクリニックを選ぶことが重要です。
症例写真をSNSやホームページなどで公開しているか確認しましょう。
また、カウンセリングが丁寧で、リスクについても説明があるかなどの評判や口コミが良いとより安全です。
②自分に合ったデザインを確認する
ヒアルロン酸注入前には、理想の仕上がりを明確に伝えることが大切です。
しかし、単に理想のイメージを伝えるだけでなく、顔全体のバランスに合わせた自然なデザインを提案してくれる医師を選ぶことが、施術の成功を大きく左右します。
理想だけを追求し、顔のバランスを無視したデザインは、不自然な仕上がりにつながる大きな要因だからです。
③最初から多く入れすぎない
理想の顔立ちを追求するあまり、過剰な注入をしてしまうと、不自然な仕上がりになることがあります。
理想の仕上がりイメージを具体的に医師に伝え、顔全体のバランスを考慮した上で、適切な注入量を提案してもらいましょう。
④アフターケアをしっかり行う
施術直後は注入部位を清潔に保ち、触らないようにしましょう。
ヒアルロン酸の変形や吸収が早くなる恐れがあるため、施術部位のマッサージはおすすめしていません。
特に、施術後2週間は、注入部位をマッサージしたり、強い刺激を与えたりしないように注意が必要です。
また、万が一、腫れや内出血が続く場合は、医師に相談しましょう。
ヒアルロン酸の失敗に関するよくある疑問

ヒアルロン酸の失敗に関するよくある疑問を以下にまとめました。
ヒアルロン酸を打ち続けるとどうなる?
ヒアルロン酸注入は、手軽な美容施術で初心者にもおすすめですが、打ち続けることによるメリット・デメリットがあります。
ヒアルロン酸注入を継続することでボリュームが維持でき、肌のハリや潤いを保つことができるでしょう。
しかし、皮膚が伸びてたるむリスクや、長期間打ち続けることで吸収されずに残留する部分ができることがあります。
そのため、ヒアルロン酸注入によるメリット・デメリットを理解し、適度な間隔とメンテナンスが大切です。
ヒアルロン酸をやめたらどうなる?
ヒアルロン酸をやめると、大きく分けて元に戻るケースと変化が残るケースがあります。
ほとんどの方は時間とともに体内に吸収されるため、やめたからといって急激な変化はありません。
特に少量ずつ注入していた方は、違和感なく元の顔に戻るでしょう。
変化が残るケースとして、ヒアルロン酸が完全に吸収されなかったり、皮膚がたるんでしまったりすることがあります。
また、実際には老化が進んだわけではなく、ヒアルロン酸でふっくらしていた顔に慣れてしまったため、注入をやめた後に物足りなさを感じることも考えられるでしょう。
まとめ
今回の記事では、芸能人のヒアルロン酸注入のよくある失敗例について紹介しました。
- 芸能人のヒアルロン酸注入の失敗理由は、感覚の麻痺による過剰注入や合わない施術が考えられる
- ヒアルロン酸注入前に理想の仕上がりを明確に伝えること、施術後にアフターケアをしっかり行うことが大切
- ヒアルロン酸をやめると元に戻るケースと変化が残るケースがある
芸能界は、常に多くの視線に晒される世界であり、美を維持するためにヒアルロン酸注入を選択する方が少なくありません。
ヒアルロン酸注入は、理想の容姿に近づける魅力的な美容施術ですが、同時にリスクも伴うことを理解しておく必要があります。
ヒアルロン酸注入前には、理想の仕上がりを明確に医師へ伝えること、医師としっかりと相談をして、顔全体のバランスに合わせた自然なデザインを見つけることが重要です。
ベルフィールクリニックには、著名人の施術経験も豊富な医師が在籍しており、メディアにも取り上げられています。ぜひ一度、お気軽にご相談ください。
当ページの監修医師について

Bellefeel Clinic代官山
院長 兵藤 秀忠
経歴
2012年 藤田医科大学医学部 卒業
2012年 慶應義塾大学病院 初期研修
2014年 表参道スキンクリニック表参道院 入職
2015年 表参道スキンクリニック名古屋院 院長就任
2020年 Bellefeel Clinic 設立