フェイスリフトの名医とは?切開リフト手術の名医やクリニックの選び方を解説
フェイスリフトは、加齢によって生じるたるみを根本から改善し、若々しい印象を取り戻すことができうる施術です。
しかし、高度な技術と専門知識が必要な施術であるため、術後の仕上がりや安全性は施術を行う医師の腕に大きく左右されます。
そのため「どのクリニックを選べばいいの?」「フェイスリフトの名医ってどんな人?」といった疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、フェイスリフトにおける名医の特徴や、信頼できるクリニックを選ぶ際のポイントを詳しく解説します。フェイスリフトを検討している方は、ぜひチェックしてください。
フェイスリフトとは?

フェイスリフトとは、加齢による顔のたるみを根本的に解消するための施術です。皮膚を切開し、内側の組織を引き上げて固定することで、若々しいフェイスラインを取り戻します。
具体的には、側頭部から耳の前後にかけて切開を行い、皮膚を一時的に剥離して内部の「SMAS層」と呼ばれる組織を引き上げます。
その後、余分なSMASと皮膚を切除して縫合することで、たるみの改善を図ります。また、フェイスラインのもたつきや、ほうれい線などのシワの改善にも優れた効果を発揮します。
フェイスリフトは、HIFUや糸リフトと比べて、物理的に組織を切開して固定するため効果が高く、長期間にわたって維持できる点が特徴です。
フェイスリフトの名医とは?

フェイスリフトは高度で複雑な操作を行う手術であり、医師の技術と経験が仕上がりに大きな影響を与えます。
そこで、ここからはフェイスリフトの名医に共通する特徴について解説します。
経験豊富で技術力が高い
フェイスリフトの名医として最も大切なポイントは、経験と技術力の高さです。
フェイスリフトは、美容形成の中でも高度な技術が求められる施術であり、顔のたるみをしっかりと引き上げ、その効果を長く維持するためには顔面解剖の深い知識が必要です。
皮膚や脂肪、SMASなどの顔の内部構造を的確に処理できるスキルが求められるうえ、出血や神経麻痺、皮膚の壊死などのリスクを防ぐため、予測困難な状況に対応する能力も重要です。
さらに、側頭部や耳の前、うなじなど目立ちやすい箇所を切開するため、キズ痕をできるだけ目立たせない精密な縫合技術も不可欠です。
技術力が高く豊富な経験を持つ医師は、これらすべての要件を満たし、満足度の高い手術を提供することが可能です。
最適な施術を提案してくれる
患者様一人ひとりに最適な施術を提案できることも名医の重要な特徴です。
フェイスリフトの術式にはいくつかの種類があり、それぞれ効果や方法に違いがあります。患者様が希望する施術内容が、必ずしもその人にとって最適な選択肢とは限らないこともあります。
そのため、理想とする仕上がり、手術に対する心配ごと、予算などを医師に提示した上で、最適な術式や治療の組み合わせを吟味する必要があります。
患者様の意見を尊重しながら、各々に最適な高い仕上がりを目指して提案をしてくれる医師は信頼できる名医といえるでしょう。
寄り添う姿勢がある
患者様に寄り添い、丁寧な対応をしてくれる医師は、信頼できる名医といえるでしょう。
医療においては、医師が詳細に説明を行い、患者様が不安や疑問を解消した上で施術を受けられることが重要です。
さらに、美容形成は患者様ごとに希望する仕上がりや抱える悩みは異なるため、理想に近づくための配慮や工夫が求められます。
名医は、患者様の要望をしっかりヒアリングし、安全性を考慮しつつ、患者様の希望にできる限り寄り添った仕上がりを目指します。
また、事前に仕上がりのイメージを丁寧に共有することで、患者様も納得し安心して施術に臨めるようになります。
フェイスリフトの名医はどう選ぶべき?

ここからは、フェイスリフトの名医を選ぶ際のポイントを解説します。
信頼できる医師を見つけるための具体的な基準や方法ついて、ぜひ参考にしてください。
専門医資格を保有している
フェイスリフトの名医を選ぶ上で、専門医資格の有無は重要なポイントです。
特に注目すべき資格として、日本形成外科学会専門医や日本美容外科学会(JSAPS)専門医があります。
これらの資格を取得するためには、形成外科や美容外科での豊富な臨床経験・学術的知識が求められ、さらに資格の更新には講習の受講や学会発表といった厳しい条件を満たす必要があります。
そのため、これらをクリアした医師は、一定の技術力と経験が保証されていると考えられます。
フェイスリフトのような比較的大がかりな手術に際しては、時として予期せぬ合併症などが発生することも考えられます。
そのような場合においても、専門医資格保有者であれば適切に対応をしてくれることでしょう。
資格の有無は、クリニックの公式サイトに掲載されている医師プロフィールや、学会のホームページで簡単に確認できます。信頼できる医師を選ぶために、事前のチェックを怠らないようにしましょう。
フェイスリフトの症例数が豊富
名医を選ぶ際には、フェイスリフトの症例数が多いかどうかが重要な判断基準となります。
フェイスリフトの施術を多く行っている医師は、多様な症例を通じて技術を磨いており、患者様一人ひとりの希望や骨格に合わせた最適な施術が行えます。
クリニックの公式サイトやSNSで施術前後の写真が公開されている場合が多いので、参考にしましょう。
ただし、症例数だけでなく、仕上がりの質にも注目が必要です。施術直後の状態だけでなく、長期間にわたってリフトアップ効果が維持されているか、キズ痕が目立たないかといった点を確認するのが良いでしょう。
なお、フェイスリフトは受ける年齢によっても効果の程度が異なるため、できるだけ自分の年齢と同年代の症例を参考にしましょう。
カウンセリングが丁寧で話しやすい
名医を見極めるポイントとして、丁寧で話しやすいカウンセリングも大切です。
フェイスリフトは、侵襲性が高くダウンタイムも長い施術のため、慎重な検討が必要です。
そのため、手術を無理に勧めたり急かしたりせず、手術が本当に必要かどうかを含め、患者様が納得するまでしっかり相談に乗ってくれる医師が名医と言えます。
リラックスできる雰囲気を作り、患者様の質問や悩みを丁寧に聞く姿勢も重要です。さらに、施術のメリットだけでなく、リスクやデメリット、ダウンタイムについても細かく説明してくれる医師は信頼できるでしょう。
フェイスリフトで後悔しないクリニックの選び方

フェイスリフトを行うにあたって、医師だけでなく、クリニック選びも重要となります。
ここからは、後悔しないために押さえておくべきポイントを解説します。
アフターケアがしっかりしている
後悔しないクリニックを選ぶためには、アフターケアの充実度を確認することが大切です。
フェイスリフトは、切開範囲が広く、比較的侵襲性の高い施術です。
そのため、手術後に万全のサポートを提供してくれるクリニックを選ぶことが安心につながります。
術後に起こり得る合併症として、感染や皮膚壊死、血腫、神経障害などが挙げられます。これらは発生頻度こそ低いものの、万が一の際は適切な対応が必要です。
トラブルが起きた場合に備えて、クリニックがどのようなアフターケアを提供しているかを事前に調べておくことが重要です。
特に、術後の定期的な検診や相談への対応、症状が出た際の迅速な処置が可能かどうかを確認しましょう。これらのポイントをしっかり押さえることで、安心して施術を受けることができます。
フェイスリフトの価格や手術時間が適正である
フェイスリフトの価格や手術時間が適正であることは、クリニック選びにおいて見逃せない重要なポイントです。
フェイスリフトの手術内容はクリニックによって大きく異なります。相場より極端に安い価格設定や、手術時間が短すぎる場合、SMASの適切な処理が行われていなかったり、単に余剰皮膚だけを切り取る簡易的なフェイスリフトがなされていたりする可能性があります。
このような場合、リフトアップ効果が十分に得られないだけでなく、キズぐちがきれいに治らないなどのリスクがあります。
適切なSMAS処理を伴うフェイスリフトでは、手術時間が4~7時間、費用は100~200万円が相場とされており、この範囲を大幅に外れるクリニックは注意が必要です。
事前にしっかり調査し、適正な価格と手術時間で施術を行うクリニックを選びましょう。
クリニックの口コミが良い
口コミの評判も、フェイスリフトで後悔しないクリニック選びの重要な要素です。
優れたクリニックは、医師の技術力だけでなく、受付スタッフや看護師の対応も評価されており、これらが患者満足度に直結します。
口コミサイトやSNSで、クリニックに関する評判を確認してみましょう。公式サイトだけでは得られない情報が見つかる場合があります。
ただし、口コミはあくまで参考情報の1つです。他人の評価が必ずしも正しいとは限りません。実際にカウンセリングを受け、医師との相性やクリニックの雰囲気を確かめてから最終的な判断をしましょう。
フェイスリフトのメリット・デメリット

ここからは、フェイスリフトのメリットとデメリットを紹介します。
メリットだけでなく、事前にデメリットもきちんと理解しておくことで、後悔のない施術を受けることができますので、ぜひ参考にしてください。
フェイスリフトのメリット
- 顔のたるみを根本から改善できる
- 長期間リフトアップ効果が持続する
フェイスリフトの最大のメリットは、顔のたるみを根本から改善できる点です。皮膚だけでなく、深部の組織を処理することで、HIFUや糸リフトでは実現できない大きなリフトアップの効果を得られます。
これにより、フェイスラインがシャープになり、ほうれい線やマリオネットラインが目立たなくなるなど、顔全体の印象が若返る効果が期待できます。
また、皮膚やSMASを物理的に切り取ったり縫い縮めたりするため、糸の牽引力に頼った糸リフトなどとは異なり「元通り」に戻ることがなく、一度の施術でしっかりとリフトアップをしたい人にとって非常に適した方法です。
1回の手術費用は高額ですが、その効果の長さを考慮すれば、結果的にコストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。
フェイスリフトのデメリット
- 施術後のダウンタイムが長い
- キズ痕が目立つ可能性がある
フェイスリフトのデメリットとして挙げられるのは、まずダウンタイムの長さです。顔を切開して複雑な操作を行う手術のため、施術時間が長く、出血量も多くなります。
その結果、術後の腫れや皮下出血が生じやすく、回復には相応の時間がかかります。通常、2週間程度は仕事を休んだり、スケジュールを調整する必要があるため、気軽に受けられる施術ではありません。
また、キズ痕が目立つ可能性があることもデメリットの一つです。フェイスリフトでは広範囲に切開を行うため、キズ痕が目視できる場所に残ることがあります。
特に術後半年程度は、ヘアスタイルを工夫するなどしてキズ痕を隠す必要がある場合もあります。
なお、熟練した医師が縫合を行えば、最終的にキズ痕はかなり目立ちにくくなります。さらに、キズ痕を綺麗に治すためには、医師の技術だけでなく、紫外線対策やテーピングなどのセルフケアも重要です。これらをしっかり行うことで、デメリットを最小限に抑えることが可能です。
ベルフィールのフェイスリフトの特徴

ここからはベルフィールクリニックのフェイスリフトの特徴を紹介します。
形成外科専門医による確かな技術
ベルフィールクリニックのフェイスリフトは、日本形成外科学会専門医である中務院長が手術を担当しています。
フェイスリフトは、SMASや顔の深部組織を適切に引き上げたり、処理したりするため、高度な技術が必要です。
また、神経や大きな血管に近い部位を処理するため、解剖学の知識と実践経験も欠かせません。さらに、キズ痕が残らないよう、切開部位の精密な縫合技術も重要です。
当院では美容外科のみならず、外科・形成外科で多くの臨床経験を積んだ中務院長が技術と経験を活かし、安全で満足度の高いフェイスリフトを提供しています。
オリジナルの術式を採用
ベルフィールクリニックでは、中務院長が独自に考案した、日本人の骨格に特化したオリジナルのフェイスリフトの術式を採用しています。
従来の多くの術式は主として西洋人を対象に開発されているため、そのまま適応するだけでは日本人の骨格や肌質に合わない場合があります。
当院ではさまざまな術式の優れた特徴を選りすぐり、日本人に最適化した方法を確立しました。
この術式は、引きつれ感のない自然で若々しい仕上がりと、顔全体のバランスや調和を重視している点が特徴です。
ネックリフトや脂肪吸引・脂肪注入など、他の治療との組み合わせが自由自在
フェイスリフトの際には、脂肪吸引や脂肪注入など、アンチエイジングの効果を高めるためにその他の施術を同時に行うこともあります。
ベルフィールクリニックでは診察の際に客観性の高い超音波診断を用いることで、必要のない施術を省き、効果の高い施術を提案・選択して頂くことが可能です。
首回りのお悩みがある方に関しては超音波検査が特に有用で、美しいフェイスラインの獲得には首の深部にある筋肉や腺組織へのアプローチが必要になることがあります。
ところが、そのような深部の組織まで対応が可能なクリニックは少なく、ベルフィールクリニックが選ばれる理由の一つでもあります。
超音波診断や先進機器の使用でリスクを低減
ベルフィールクリニックのフェイスリフトは、安全性を徹底的に考慮し、超音波診断や優れた医療機器を活用してリスクを最小限に抑えています。
超音波診断では、施術前に顔や首の解剖を詳細に把握することで、必要な施術を正確に計画することができます。
これにより、個々の状態や希望に合わせた適切な治療の提供が可能となり、納得した上で施術を受けられる安心感があります。
さらに、手術中には超音波メスを使用して出血量を減少させたり、神経刺激装置を活用して神経の位置を正確に把握しながら手術を行うことで、合併症のリスクを大幅に低減します。
これらの取り組みにより、安全性と効果を両立させた高度な施術を実現しています。
まとめ
今回はフェイスリフトの名医について解説しました。本記事のポイントは次のとおりです。
- フェイスリフトは皮膚を切開することで顔のたるみを根本的に改善できる施術
- 他の施術よりも大きな効果を得られる一方で、ダウンタイムが長いことがデメリット
- フェイスリフトの名医は、経験豊富で患者様に寄り添い、希望に合わせた施術を提案することができる
- 名医を選ぶ際は、専門医資格の有無や症例数、カウンセリングの対応を確認する
- アフターケアが万全で口コミが良く、価格等が適正なクリニックを選ぶと後悔しにくい
フェイスリフトは顔のたるみを根本から改善し、若々しさを取り戻すことができる魅力的な施術です。
しかし、その仕上がりや安全性は施術を行う医師の技術力や経験に大きく左右されます。そのため、名医を見極めることが理想の結果を得るための重要な鍵となります。
名医を選ぶ際には、形成外科の専門医資格や豊富な経験があり、患者様一人ひとりに合わせたオーダーメイドの施術を行う医師を選ぶことがポイントです。
また、カウンセリングの際に施術内容やリスクを丁寧に説明し、納得のいくコミュニケーションを取ることができる医師を選ぶことも大切です。
フェイスリフトを成功させるためには、信頼できる医師との出会いが不可欠ですので、まずは気になるクリニックのカウンセリングに足を運んでみましょう。
当ページの監修医師について

Bellefeel Clinic新宿
院長 中務 秀一
保有資格・所属学会について
日本形成外科学会(2019年専門医取得)
日本美容外科学会(JSAPS)正会員
米国形成外科学会(ASPS)正会員
日本外科学会(2017年専門医取得)
日本臨床外科学会正会員
日本顎顔面外科学会正会員
Juvederm Vista®認定医
経歴
岡山大学医学部医学科卒(2006年)
広島市立広島市民病院(初期臨床研修)
湘南鎌倉総合病院外科(一般外科、~2012年)
杏林大学医学部附属病院(形成外科、~2016年)
東京大学医学部附属病院(形成外科、~2017年)
国保旭中央病院形成外科(形成外科医長、~2019年)
都内某有名美容クリニック(~2023年)
Bellefeel clinic(2023年入職)