代官山院
LINE 予約
新宿院
LINE 予約
COLUMN

コラム

ヒアルロン酸注射に失明リスクはあるの?予防策と安全なクリニック選び

「ヒアルロン酸注射をしてみたいけど、失明って本当にあるの?」美容に関心のあるあなたなら、一度はそう思ったことがあるかもしれません。ヒアルロン酸注射は手軽に受けられる美容施術ですが、まれに失明という深刻なリスクも存在します。

この記事では、ヒアルロン酸注射による失明のリスクについて、原因、症状、予防策、そして安全な施術を受けるためのクリニック選びのポイントを詳しく解説します。正しい知識を身につけ、安心して施術を受けるために、ぜひ最後までお読みください。

ヒアルロン酸注射による失明とは?

ヒアルロン酸注射は、しわの改善や顔のボリュームアップ、輪郭形成など、多岐にわたる美容効果が期待できる人気の施術です。手軽に受けられることから多くの人に選ばれていますが、ごく稀に失明という重篤な合併症を引き起こすリスクも存在します。

ヒアルロン酸注射による失明の主な原因は、血管閉塞です。これは、注入されたヒアルロン酸が誤って血管内に入り込み、血流を妨げてしまうことで発生します。特に、顔の特定の部位、例えば鼻根部、額、眉間、目の下など、眼動脈やその分枝が皮膚表面に近い場所を通っている箇所への注入は、このリスクが高まります。

血管が閉塞されると、その血管が栄養を供給している組織への血流が途絶えてしまいます。眼動脈が閉塞された場合、眼球への酸素や栄養の供給が停止し、網膜や視神経が不可逆的な損傷を受け、最終的に失明に至る可能性があります。

これは、脳梗塞や心筋梗塞と同様に、血流障害による組織壊死の一種と捉えることができます。一度閉塞が起こると、迅速な処置が求められますが、それでも視力回復が困難なケースも少なくありません。

関連記事:ヒアルロン酸注射(注入)のデメリットとは?知っておきたい注意点を解説

ヒアルロン酸注射で失明する確率は?

ヒアルロン酸注射による失明は、非常に稀ではあるものの、決して無視できない深刻な合併症です。具体的な発生確率は、施術部位や国、統計方法によって異なりますが、一般的には数万件から数十万件に1件程度と報告されています。

例えば、海外の複数の研究や報告では、顔面へのヒアルロン酸注入における血管閉塞合併症(失明を含む)の発生率は0.001%〜0.01%程度とされています。このうち失明に至るケースはさらに稀であり、統計データが少ないため正確な数値を出すことは困難ですが、極めて低い確率であることが分かります。

しかし、この「低い確率」という数字だけを見て安易に考えるべきではありません。なぜなら、一度失明してしまうと回復が非常に困難であり、患者様にとっては人生を大きく左右する深刻な事態だからです。美容医療が発展し、ヒアルロン酸注射の施術件数が増加するにつれて、それに伴う合併症の報告も増加傾向にあります。

このリスクを正しく理解し、施術を受ける際には、確率の低さに安心するだけでなく、万が一のリスクを最大限に避けるための対策を講じることが何よりも重要です。

関連記事:ヒアルロン酸注射(注入)で後悔?施術前に知っておくべきことと失敗を防ぐ対策を解説

ヒアルロン酸による失明の症状と兆候

ヒアルロン酸注射による失明は非常に稀な合併症ですが、万が一発生した場合、早期発見と迅速な対応がその後の予後を大きく左右します。施術後に以下のような症状や兆候が現れた場合は、すぐに施術を受けたクリニックへ連絡し、指示を仰ぐことが極めて重要です。

まず、最も顕著な兆候は視力の急激な低下です。片方の目だけが急に見えにくくなる、または全く見えなくなることがあります。これは、ヒアルロン酸が眼動脈を閉塞し、網膜への血流が途絶えることで発生します。

次に、目の痛みや違和感も重要なサインです。注入部位周辺だけでなく、目の奥や頭部にまで広がるような強い痛みを感じることがあります。また、視野の一部が欠ける(視野欠損)、物が歪んで見える、光が眩しく感じるといった症状も注意が必要です。

さらに、注入部位周辺の皮膚の変色も血管閉塞を示唆する兆候です。特に、皮膚が白っぽく変化したり、網目状の赤紫色になったりする場合は、血流障害が起きている可能性が高く、眼動脈閉塞の前兆であることもあります。これらの症状は、施術直後から数時間以内に出現することが多いため、施術後はご自身の状態を注意深く観察することが大切です。

これらの症状に気づいた場合は、迷わず医療機関に連絡し、速やかに専門医の診察を受けてください。早期に適切な処置を受けることで、失明のリスクを軽減し、視力の回復につながる可能性があります。

ヒアルロン酸で失明してしまった場合の治療法と後遺症

ヒアルロン酸注射による失明は非常に稀なケースですが、万が一発症してしまった場合、迅速な対応が不可欠です。失明の主な原因は、ヒアルロン酸が血管内に入り込み、網膜の血管を閉塞させることによるものです。この状態を「網膜動脈閉塞症」と呼び、時間との勝負となります。

治療の中心となるのは、「ヒアルロニダーゼ」という酵素製剤の注射です。ヒアルロニダーゼはヒアルロン酸を分解する作用があり、閉塞した血管周囲に注入することで、ヒアルロン酸を溶かし、血流の再開を試みます。しかし、この治療は発症から数時間以内、特に90分以内に行われることが最も効果的とされており、時間が経過するほど効果は限定的になります。

残念ながら、一度閉塞した網膜の血管が長時間再開通しない場合、網膜組織は不可逆的なダメージを受け、視力回復が困難になることが多いです。治療が奏功し、一部の視力が回復するケースもありますが、完全に元の視力に戻ることは稀であり、視野欠損や視力低下といった後遺症が残る可能性が高いのが現状です。最悪の場合、完全に光を失う失明に至ることもあります。

そのため、施術中に異変を感じた場合や、施術後に視覚の異常を感じた場合は、一刻も早く医療機関を受診し、適切な治療を受けることが極めて重要です。

ヒアルロン酸注射による失明を予防するための対策

ヒアルロン酸注射による失明という深刻なリスクを回避するためには、施術を受ける患者様と施術を行う医師側の双方が、適切な予防策を講じることが極めて重要です。ここでは、安全な施術のために必要な対策について詳しく解説します。

施術前の注意点

ヒアルロン酸注射を受ける前には、患者様自身がいくつかの重要な点を確認し、医師に正確に伝える必要があります。まず、十分なカウンセリングを受けることが不可欠です。施術の目的、期待できる効果、そして失明を含むあらゆるリスクについて、医師から詳細な説明を受けましょう。

また、ご自身の既往歴(特に目の病気や血管系の疾患)、アレルギーの有無、現在服用している薬(血液をサラサラにする薬など)については、必ず正直に医師に伝えてください。これらの情報は、施術の可否や安全な注入方法を判断するために非常に重要です。不安な点や疑問点は、すべて解消できるまで質問し、納得した上で施術に臨むようにしましょう。

医師の技術と経験

ヒアルロン酸注射による失明リスクは、施術を行う医師の技術と経験に大きく左右されます。顔面の解剖学的構造、特に血管の走行を熟知していることは、血管閉塞リスクを避ける上で最も重要です。経験豊富な医師は、血管の位置を正確に把握し、リスクの高い部位への注入を避ける、あるいは慎重に行うことができます。

具体的な注入方法においても、鈍針(カニューレ)の使用や、注入前の吸引テスト(針が血管内に入っていないかを確認する)といった安全対策を徹底している医師を選ぶべきです。

万が一、血管閉塞が起きた場合に備え、迅速な診断と適切な処置(ヒアルロン酸溶解剤であるヒアルロニダーゼの注入など)を行える緊急時の対応能力も、熟練した医師には求められます。クリニック選びの際には、医師の資格、経験年数、症例数などを確認し、信頼できる医師を選ぶことが極めて重要です。

使用する薬剤の安全性

ヒアルロン酸注射における失明予防には、使用する薬剤の安全性も大きく関わってきます。品質が保証された正規品のヒアルロン酸製剤を使用することが大前提です。安価な未承認製剤や粗悪な製品は、不純物が含まれていたり、適切な粘度や粒子サイズでなかったりするため、血管閉塞のリスクを高める可能性があります。

また、万が一血管閉塞が起こった場合に備え、ヒアルロン酸を分解する溶解剤「ヒアルロニダーゼ」を常備しているクリニックを選ぶことも重要です。ヒアルロニダーゼは、血管閉塞が確認された際に迅速に注入することで、血流を再開させ、失明などの重篤な合併症を防ぐための唯一の治療法となります。使用する製剤の種類や、溶解剤の常備状況についても、事前にクリニックに確認しておきましょう。

安全なクリニック選びのポイント

ヒアルロン酸注射で失明のリスクを避けるためには、施術を受けるクリニック選びが非常に重要です。医師の技術やクリニックの体制が安全な施術に直結するため、以下のポイントを参考に慎重に選びましょう。

医師の資格と経験

安全なヒアルロン酸注射を受けるためには、医師の資格と豊富な経験が不可欠です。特に美容医療は専門性が高いため、以下の点を重視して確認しましょう。

  • 専門医資格の有無
  • 施術経験と症例数
  • リスクへの理解と説明

クリニックの設備

万が一の事態に備えたクリニックの設備は、安全な施術を受ける上で非常に重要です。以下の点を確認し、緊急時対応が整っているかを確認しましょう。

  • ヒアルロニダーゼの常備
  • 緊急時の連携体制
  • 衛生管理
  • プライバシーへの配慮

カウンセリングの丁寧さ

施術前のカウンセリングは、患者がリスクを理解し、納得して施術を受けるための重要なプロセスです。以下の点に注目して、カウンセリングの質を見極めましょう。

  • 詳細な説明
  • 質問への対応
  • インフォームドコンセント

ヒアルロン酸注射施術後の注意点と、異常を感じた場合の対応

ヒアルロン酸注射は比較的ダウンタイムが短い施術ですが、施術後の過ごし方と、万が一異常を感じた際の迅速な対応が非常に重要です。

まず、施術直後は注入部位が一時的に腫れたり、内出血が生じたりすることがあります。これらは通常、数日から1週間程度で自然に落ち着きますが、念のため長時間の入浴や激しい運動、飲酒などは控え、血行が過剰に促進される行為は避けるようにしましょう。患部を清潔に保ち、医師から指示されたケアがあればそれに従ってください。

しかし、以下のような異常を感じた場合は、速やかに施術を受けたクリニック、または眼科などの医療機関を受診してください。

  • 視力の急激な低下や視野の異常
  • 目の痛みや充血
  • 皮膚の変色
  • しびれや麻痺
  • 強い吐き気やめまい、頭痛

これらの症状は、ヒアルロン酸が血管に入り込み、血流を妨げている「血管閉塞」の兆候である可能性があります。血管閉塞は、進行すると失明などの深刻な後遺症につながるリスクがあるため、症状に気づいたら時間をおかずに医療機関を受診することが極めて重要です。

施術を受けたクリニックへすぐに連絡し、指示を仰ぎましょう。緊急の場合は、夜間や休日であってもためらわずに連絡し、適切な処置を受けることが大切です。

その他のリスクと合併症

ヒアルロン酸注射は一般的に安全性の高い施術ですが、失明以外にもいくつかのリスクや合併症が存在します。これらを正しく理解することは、安心して施術を受ける上で非常に重要です。

代表的なリスクとしては、まず内出血や腫れが挙げられます。注射針を使用するため、血管を傷つけてしまうことで起こり、数日から1週間程度で自然に治まることがほとんどです。次に、感染症のリスクもあります。稀ではありますが、施術部位が不衛生な状態であったり、免疫力が低下している場合に起こり得ます。

また、体質によってはヒアルロン酸に対するアレルギー反応が起こることもあります。赤み、かゆみ、腫れなどの症状が現れることがあります。注入量が多かったり、浅い層に注入された場合にしこりや凹凸が生じることもあります。特に目の周りなど皮膚が薄い部分では、ヒアルロン酸が透けて青っぽく見えるチンダル現象が起こることもあります。

これらのリスクの多くは一時的で、適切な処置によって改善されることが多いですが、中には治療が必要となるケースもあります。失明のリスクと同様に、これらの合併症についても施術前に医師から十分な説明を受け、納得した上で施術に臨むことが大切です。

まとめ

ヒアルロン酸注射は、手軽に若々しさを取り戻せる魅力的な美容医療ですが、失明という重篤なリスクがゼロではないことをご理解いただけたでしょうか。このリスクを正しく認識し、適切な予防策を講じることが、安全な施術を受けるためには不可欠です。

失明の主な原因は、ヒアルロン酸が血管内に入り込み、血流を遮断する血管閉塞にあります。これを防ぐためには、医師の高度な技術と解剖学の知識、そして適切な薬剤選択が非常に重要です。

安全なヒアルロン酸注射を受けるためには、以下のポイントを重視してクリニックと医師を選びましょう。

  • 医師の資格と経験
  • カウンセリングの丁寧さ
  • クリニックの設備と体制

ヒアルロン酸注射は、正しく行えば非常に効果的な施術です。しかし、安易な選択は避け、ご自身の体を預けるに値するクリニックと医師を慎重に選ぶことが何よりも大切です。この記事が、あなたが安心してヒアルロン酸注射を検討し、後悔のない選択をするための一助となれば幸いです。

Bellefeel Clinicでは、高度な解剖学知識と豊富な注入経験を持つ院長が、安全性を最優先に一人ひとりの状態を見極めて施術を行います。失明リスクをはじめとする合併症を限りなく抑えるため、丁寧なカウンセリングと適切な製剤選択、万全のアフターケア体制を整えています。安心して美しさを追求できる環境をご提供いたします。ぜひ、お気軽にご相談ください